openpageは、カスタマーサクセス業務に特化したWebページをコーディングなしで作成できるサービスです。クラウド上で顧客に伝えるべき情報を整理・共有し、コミュニケーションのデータ化と顧客理解を促進します。市場が急成長しているSaaSビジネスにおいては既存顧客の継続利用が重要ですが、そのためのリソース不足に課題を持たれている企業様が多いのも現状です。カスタマーサクセスに必要な機能を厳選したopenpageを導入すれば、コンテンツの配信・分析などを少ない人数で効率的に実施し、成果をあげることが可能になります。
THEHUBはopenpageのサービス立ち上げ前から代表がプロジェクトに参画し、開発支援を行ってきました。サービスローンチや資金調達を共に経験し、シードステージからシリーズAへと併走する、openpageとTHEHUBの開発事例をご紹介します。
プロジェクト開始当初の状況・課題
- 初めての自社プロダクト開発である
- 資金調達や今後のスケールを見越した、質の高い開発基盤を作りたい
- カスタマーサクセス業界の第一人者として、ユーザーニーズに沿ったプロダクト要件をしっかり叶えたい
ポイント
- 創業初期から優秀なエンジニアと共にプロダクト開発を進められた
- エンジニアリングだけでなくビジネスへの深い理解を持った開発
- 企業の成長フェーズに合わせた柔軟な開発体制
- 採用支援など開発だけでなく開発チームのあり方も支援
導入支援開始後のopenpageの成果
- ゼロイチ開発をスピーディーに実現
- THEHUB開発支援開始から半年で1億円の調達ができるSaaSプロダクトに成長
- シリーズA調達に向けたエンジニア組織の構築・採用の推進
ビジネスへも深い理解があるTHEHUB
人材紹介企業に身をおく中で、カスタマーサクセス人材へのニーズの高まりとSaaS市場の急成長を実感し、openpageを創業しました。自社プロダクトを開発するにあたり声をかけたのが、THEHUB代表の康さんです。康さんは技術者として優秀なのはもちろん、ビジネス的なセンスも優れているんです。ビジネスへの価値観もお互い似ており、開発面全般をお願いすることにしました。フルタイムで雇い入れたかったのですが、起業タイミングは資金的余裕がない。そこで、康さんと長く一緒にやっていきたいと考えた時に、THEHUBを起業する背中を押しました。康さんのプロジェクトの一つとして当社がいて、当社が伸びればさらにアサインするエンジニアの数を増やしてもらって事業的に支援もできる。そういうあり方が、当社にも康さんにとっても良い選択なのじゃないかなと思いました。
THEHUBの創業を後押しし、openpageとの共成長を促してくれているCEOの藤島さん |
初期のスタートアップの開発だからこそ、S級エンジニアによる土台作りが必要
創業当初の開発チームは康さんとデザイナーが1人。まずはチームを作らないといけないと思っていたところ、THEHUBから康さんがすごく優秀なエンジニア達をアサインしてくれたんです。彼らは本当に、S級の技術力を持ったエンジニアです。技術力は圧倒的で、馬力もすごい。このような優秀なエンジニアは市場では売れっ子で、報酬も高いため、同じレベルのエンジニアを抱えることはなかなかできない。スタートアップの開発初期フェーズからこういったエンジニアさんに入ってもらい、康さんに設計もやっていただいたので、実力のある人に土台から取り組んでもらえたのは今後の拡張性など含めて本当によかったなと思います。あとは当社のエンジニア文化や会議体などのリズムを作るというところもTHEHUBに助けられています。例えば、スクラムのミーティング等を始めていて、会議体を作るみたいなリズム作りをやってくれました。
プロジェクトのことを本当に考えた関わり方
といっても、現在の当社開発チームのエンジニアはTHEHUB率100パーセントではないんです。康さんのアドバイスで内製の比率を増やしました。チームの比率や、こういう強みを持った人がいたほうがいいという体制面でのアドバイスはすごくありがたいです。THEHUBは支援している会社がどうあるべきかをフラットな視点で考えてくれるんです。また、THEHUBのエンジニアがチームにいると目線も引き上がり、社内のエンジニアの採用基準が厳格化していきます。THEHUBレベルのエンジニアに追いつこうとするとかなりのレベルになりますし成長スピードも上がる。今後資金調達がうまくいけば自社エンジニアの採用も増やしますが、外部に発注できる金額も増えていくので、康さんが今と同じくらい優秀な人をリクルーティングし続けてくれるのであればTHEHUBにも引き続きお願いしたいと思っています。
スタートアップのさまざまなフェーズに対応してくれる
初期の資金調達でも事業計画書だけでは響かず、動いてるプロダクトを見せる必要があるのですが、THEHUBなしでは成し遂げられなかったと思います。シリーズAラウンドの正式版をリリースをしようとしているタイミングでは、プロダクトがある状態から、さらに顧客に提供できる品質にしないといけない。そこでインフラやセキュリティ周りに強いエンジニアさんをアサインしてもらいました。細かいQA、機能の調整、品質を上げていくみたいなところもTHEHUBのメンバーが中心になってやってくれています。今後はプロダクトが顧客に受け入れられている中で、さらに改善していくような開発業務が増えていくので、そこについて相談することが今後多くなるのではないかなと思っています。康さんはメガベンチャーもシードに近いスタートアップも経験がある方なので、柔軟に全部わかっている。意外とそういう人って少ないんじゃないかなと思っていて、その辺のバランス感覚を持っていると感じます。そういった点でもベンチャーはフェーズに合わせて長くお付き合いできる会社です。今までも貢献してくださっていたし、今後会社のフェーズが大きくなってもすごく頼りになる方々だと思っています。一方で、すごく優秀なチームだからこそ依頼すればなんでも解決されるというのではなく、依頼側もその人たちが面白いと思えるようなプロジェクトを提示するべきだと思っていて。一緒にやりたいと思われるような、選ばれる立場でいないといけないなと感じています。
openpage×THEHUBのプロダクト開発を超えた取り組み
康さんから一緒にエンジニア向けイベントをやりたいと言われています。組織文化や開発組織を作ることは採用に不可欠ですが、採用につなげるにはお会いする数も大事。THEHUBはクライアント企業の採用まで考えてくれています。当社がマーケティングで大事にしているのがインバウンドでコンテンツマーケを大事にしているんですが、それにはコンテンツの質が重要です。今、当社ではカスタマーサクセスについてnoteなどのメディアで積極的に発信しており、レベル感を意識して市場感の一歩先を行くくらいの内容にしています。エンジニア採用も同じで、Laravelの基本というより、技術に関する新しい今っぽいこういうの取り組んでみたかったんだよねというのを発信していく必要があると思っています。そのコンテンツの元ネタみたいなのはTHEHUBのメンバーが持っているはず。そのような発信について一緒にやっていきたいです。THEHUBと一緒に、当社もLaravel分野、技術スタックに関するところのリーディングカンパニーになるくらいのブランディングを推進していきたいと思っています。