ワンディー株式会社

歯科医療者向けメディアプラットフォーム「1D」ハイレベルなエンジニア組織とデータ基盤の構築で急成長を支え、圧倒的な業界No1を目指す

「1D」歯科医療者メディアプラットフォームイメージ画像

ワンディー株式会社は日本最大規模の歯科医療者向けメディア「1D」を運営し、全ての歯科医療者に質の高い専門情報を届け学びの機会を創出しています。さらにこのメディアを軸に、歯科医院やスタディグループ(歯科医師同士の学びの場)、企業向け事業を展開し、歯科医療の価値を最大化することを目指しています。歯科医療業界における圧倒的なNo1メディアプラットフォームの実現に貢献するため、要求レベルの高い開発に圧倒的なスピード感で取り組むワンディーとTHEHUBの開発事例をご紹介します。

プロジェクト開始当初の状況・課題

  • 事業の成長に伴い、モバイルアプリ開発・データ基盤の構築など早急に進めたいプロジェクトが詰まっていた
  • 後発ながら、歯科医療業界No1メディアプラットフォームを実現することを目指していた
  • プロダクト・テクノロジー面で差別化を図るべく、高水準な開発チームを組成する必要があった

ワンディーのTHEHUBとの取り組み

  • Webアプリケーション開発・モバイルアプリケーションのゼロからの開発
  • 長期的なMoat(参入障壁)を築く、メディアプラットフォームとしてのデータ基盤の構築
  • 他部署と密に連携しつつ、高速のPDCAを実現するためのスクラム体制の導入

導入支援開始後のワンディーの成果

  • THEHUB開発支援開始から1年で営業利益20倍に成長
  • 会社の急成長を支える安定的なエンジニア組織と開発基盤の構築
  • 根幹部門であるマーケティングを支えるデータ基盤を有する付加価値の高いメディアで業界No1プラットフォームへと成長

理想のメディアプラットフォーム実現に必要な喫緊の開発要件が山積み

松岡様(ワンディー 代表取締役歯科医師):ワンディー創業当初から歯科医療に特化したメディアはすでに存在していましたが、私たちは従来の記事を掲載しそこに広告を載せるだけのメディアとは一線を画す、歯科医療の価値を最大化するプラットフォームになりたいという想いを持ってメディアを運営してきました。日々、コンテンツの質や出し方などの成功法則を研究することで、後発メディアでありながらも登録者数は歯科医療専門メディアとしては最大級となり、また歯科医療従事者に対する高いマーケティング力を有する企業となりました。しかし、歯科医療の価値を最大化する歯科医療業界No1メディアプラットフォームになるためには、競合を圧倒するさらに高度なプロダクト開発を実現していく必要があり、モバイルアプリ開発やデータ基盤の構築など早急に進めていきたいプロジェクトが山積していました。

ワンディー集合写真
ワンディーメンバーの集合写真

自社でのデータ基盤構築で、歯科医療領域で唯一無二のメディアに

松岡様:特にデータ基盤の構築は、歯科医療者向けのメディアとして付加価値を持たせるためにはとても重要です。歯科医師、歯科衛生士という属性や、個人の指向性など様々なデータを集め学習させ、レコメンド機能などを匿名性・セキュリティを保ちつつUX向上に役立てるんです。ただ、メディアの特徴でもあるのですが、1Dはトラフィックが多くデータ基盤構築はとても重い施策になります。ワンディーの中の開発チームは、THEHUBの代表でありワンディーの代表にも就任していただいた康さんとエンジニア1名の体制でしたので、THEHUBから優秀なエンジニアを当社にアサインしてもらう形で開発を進めていくことになりました。ビジネスサイドとして必要なことを整理し康さんとすり合わせると、康さんが要件定義や設計をしTHEHUBのエンジニアたちが高い技術力で実装を進めてくれます。THEHUBのビジネスの意図を汲み取り高い技術力で迅速にPDCAを回していけるところに価値を感じています。

松岡様画像
ワンディー株式会社 代表取締役歯科医師 松岡様

負債を残さずスピーディーに成果を出す開発チームを組成

康(THEHUB 代表取締役、ワンディー 代表取締役社長):プラットフォーム系の開発では、最初に一気に開発リソースが必要になり、その後は初期ほどリソースがいらなくなったり必要なメンバーのスキル構成が変わってくることがあります。そのような場合、THEHUBのように機動力があって、後に負債を残さず短期で成果を納められるチームをアサインするのが最適だと思っています。なので僕は当初積極的に自社採用をせず、THEHUBを中心に業務委託メンバーを中心としたパフォーマンスの高いエンジニアを採用して、技術レベルの高い少数精鋭のチームを作りました。その上で、今後ワンディーが自社エンジニアの採用を始めたときにしっかりとスタートダッシュができるように、ブラックボックスを作らないという点を大事にしています。THEHUBがクライアントを支援する際の鉄板になっているんですが、 インフラのコード化 など、チームに関わる全エンジニアがインフラに関する情報にアクセスできるようにするのもその一環です。

適切なメンバー構成と技術評価ができる環境で、持続可能で透明性の高い組織を実現する

康:急拡大している企業の開発では、様々な要因からエンジニア組織が崩壊してしまうことがあります。「エンジニア採用が急務で要件に合わない人を採用してしまった」「評価の仕方がわからず適切に評価できない」「リーダー不在」などがよくある原因として挙げられます。プロダクトと同じで、組織もスモールに作って擦り合わせを重ねて大きくしていくことが大事だと考えていて、熱量の高い初期メンバーをうまく巻き込みつつ、良いカルチャーを作っていくことが、開発者にとって働きやすく、パフォーマンスも高いチームを作ることに寄与すると考えています。ワンディーでは、開発に関するあらゆる意思決定を任せていただけたのもあり、かなり良いチーム・カルチャーが組成できたと嬉しく思っています。

THEHUB・ワンディー康
THEHUB 代表取締役・ワンディー株式会社 代表取締役社長 康 

名実共にNo1プラットフォームになり、「歯科医療の価値を最大化する」

松岡様:ワンディーの営業利益はこの1年で20倍以上になり、すごいスピードで成長しています。ユーザー数はすでに最大級で、順調にいけば半年以内に名実ともにNo.1プラットフォームになりそうだという実感があります。そこで満足することなく改善を続け、「歯科医療の価値を最大化する」という当社のビジョンに貢献できるサービスを提供していきたいです。